交通事故での死亡は年々減少し、
「家庭内事故死」が増えているのをご存じですか?
日本全国で、事故死で亡くなる方・中でも交通事故で亡くなる方が多いことは、皆さんもご存じかと思います。
しかし、ここ20年ほどで交通事故での死亡件数が年々減少し、逆に家庭内事故による死亡者数は年々増加している事実をご存じでしょうか。
さらにこの家庭内事故の中でも、多いのが「自宅浴室での死亡事故」。 上の表にも文章が添えてありますが、昨今、自宅浴室での死者が(病死等も含めますが)なんと交通事故死の3倍もの数まで増加しています。
この浴室における死亡事故のうち、中でも原因の多数を占める「ヒートショック現象」(浴室と脱衣所の温度差によっておきる現象)は、お家のリフォームによって防げます! 断熱リフォームや浴室リフォーム・洗面所リフォームで、できるかぎり浴室と脱衣所の温度差をなくすことがポイント。
不慮の事故に備え、また健康のためにも、ヒートショックの原因を知り、リフォームでできる対策を知っておきましょう。
ヒートショックとは
ヒートショックは、家の中での急激な温度差(10℃以上の温度差)がもたらす体への悪影響のことです。
中でも浴室・脱衣所でよく起こり死亡事故となってしまうことが多く、その件数は高齢者が死亡する原因の四分の一、交通事故の二倍にものぼります。
ヒートショックを避けるため、実施してほしいのは以下のことです。
- 浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
- 湯温は41度以下、湯に漬かる時間は10分までを目安にしましょう。
- 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
- アルコールが抜けるまで、また、食後すぐの入浴は控えましょう。
- 入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。
出典:消費者庁ウェブサイト 報道発表資料 2016年 1月20日資料
しかし上記の5項目すべてを毎日意識し続け、行うのもなかなか難しいところ。
そこで、リフォームの登場です。
暖かい住まいに変えることで、ヒートショックなど家庭内事故を防ぐだけでなく疾病の予防など、他の健康面にもプラスにはたらくことがわかっています。
リフォームでヒートショック予防を
暖かい住まいにすることで、ヒートショック防止だけでなく健康効果や省エネ効果も!
右の表は、暖かい住まいにすることで予防できると評価された疾病・実際の測定結果の一覧です。
アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、高血圧性疾患、アトピー性皮膚炎、気管支喘息...
お悩みの方も多い症状ではないでしょうか。
これまでと同様の対策にプラスして暖かい住まいにすることで、こんなにも疾病が予防できます。
さらに、断熱リフォームを行うと冷房・暖房効果がより見込めるため省エネ効果も期待できます!